2007年8月19日(日) 椿 正明
「真夏の人さわがせ」
さしてスポーツマンというわけでもないが、土日には2時間くらいは身体を動かさないといけないと思っている。やや脅迫症なのかもしれない。50歳台はジョギングをやっていたが、腰の手術をしてからは、サイクリングのほか、冬ならばスキー、夏ならば水泳をやることが多い。水泳といっても、プールではなく海だ。海水パンツをはいて、20−30分自転車に乗り、稲村が崎、七里が浜、江ノ島あたりで1時間くらい泳いで、海水パンツのまま帰ってくる。自転車の分もスポーツになるので、時間効率が良い。
今日8月19日は、晴天でまた暑さがぶり返し、泳ぐにはもってこいの天候。まだくらげが出てないのもうれしい。ちょうど昨日、だいくまの茅ヶ崎店で水中眼鏡のくもり止めを買ったので、早速そのテストもしようと七里が浜に向かった。
極楽寺を抜けて稲村ガ崎の信号に着いたら、海は意外に波が高い。新聞では0.5mとあったが、うねりだ。もう台風は台湾に行っちゃったはずだけど、「どうなってるの?」。手製の小さいひれをつけた海用の靴をはき、水かきの布をとりつけた軍手〜これは私の発案だが優れもの〜をはめ、度つきの水中眼鏡をつけ、普段の眼鏡は海水パンツの大事なところに収めて海に入る。うねりの波は、思ったより強力だ。歩いていると流されるので、早めにクロールで沖へ出る。水中眼鏡のくもり止めの性能はあまりよくない。いつもの石鹸とあまり変わらないじゃないか。そこで、専ら平泳ぎにする。
いつものように、かなり〜150mくらいかなあ〜沖に出てから西に向かう。沖に出ればうねりもさして影響ない。プリンスホテルを過ぎ、800mも行ったか、七里ガ浜高校のあたりで岸に向かう。この辺は岩棚になっているので、そこには大きな波ができる。サーファーが何人かたむろしている。岸に着いたのは14時15分ころだったか。50分くらい泳いだか。浜辺を東に歩いていくと、ヘリコプターが海上を何回も旋回している。何か事故でもあったのか。
音無川についたので、いつものように靴の砂を落とそうと川上に向かおうとしたら、海水浴客のおじさんが、話しかけてくる。「ちょっと待ってください。大変なことが起こっているんですよ」という。「えっ」という間もなく、警官が「これ、あなたのザック、あなたのヘルメットですね」。「ハイ」。「先ほど110番通報があって、おじさんが海に泳いで行って、姿が見えなくなったとかで、ヘリを飛ばし、救急車など3台が来ているんですよ。どうしたんですか」。「七里ガ浜まで泳いで、いま帰ってきたところです。ここはいつも泳いでいるところで、小動岬や江ノ島まで行ったこともありますよ」。「身体には異常はないですね」。「ハイ」。「ともかく、住所、お名前、電話番号を教えてください」。「ハイ」。
確かに、片側1車線の国道134上に救急車と赤い車が2台止まっていて、渋滞を惹き起こしている。鎌倉警察や134号線を走る車にはとんだご迷惑をかけちゃいました。波がいつもより強く、ご親切な方がおられたので、とんだひとさわがせを惹き起こしてしまった。10年も前、ここが稲村ガ崎海水浴場だった時期に、沖に出てはいけないと監視のお兄ちゃんに連れ戻されたことがあった。今はもう監視がいないので安心して泳ぎだしたんだけど、海水浴客に見つかっちゃった。いつものコースをいつもどおり泳いだだけなんだけど、周りは大騒ぎ。その主犯は私。もっと誰も見てないことを確認して泳がないといけないらしい。
考えながら自転車にまたがって帰ろうとしたら、さっきの警官が「気をつけて」。「ハイ」。