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表紙のことば 文: 辻 淳二 写真: 桑門 正美&辻 淳二 今年も早や師走、新らしいミレニアムが目の前になってきました。「国民の支持がない首相を代えるクーデター」的な政界の攻防が、一夜明けたら闘う前に勝負がついていて、スカッとしないまま世紀末を送ることになりました。 |
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この国を覆う低迷は、いつ底を打つことができるのでしょうか。せめて自分の足元だけでも締め括り良く今世紀を終えられるよう、最後の一ケ月を充実させたいものです。 さて、この号の表紙の写真は紅葉をテーマに、桑門さんからの「法隆寺」の色鮮やかな紅と、編集子による高尾山奥の「紅葉台茶屋付近」の柔らかな黄緑を組み合せました。後者は空の蒼もきれいに調和していたのですが、写真ではそれが捉えられませんでした。「蒼天」とは「常に蒼い空がある」、つまり「いかなる絶望的状況でも希望を失わない」精神を意味すると吉田松陰が言ったと、本で読みました。この写真をと思ったのは、これにあやかって新世紀に希望を繋ごうと思ったので、ちょっと口惜しいです。 |
今12月号の新コンテンツは、久しぶりの華やかさで、新田謙治郎さん、高嶋宏尚さん、瀬川滋さんの投稿をそれぞれ「感動の体験」、「投稿広場」、「ライフワーク」欄に、また、石井真司さん(連載投稿の第2回)、桑門正美さん(写真)の投稿を「路上観察写真館」欄、さらに編集子のを「某月某月」欄と「路上観察写真館」欄に、さらに第13期第4回の講演報告とレジメを「研究会報告」&「耳より目より情報」欄に登載しています。息抜きのひとときに、ご笑覧下さい。そして、「多くの方々からの投稿を」と願っています。
寒さが一段と厳しくなると思われます。風邪を引いたりしないよう、十分に気をつけてお過ごし下さい。