「経営と情報通信」研究会(第14期第2回)記録

                          文責: 辻 淳二

 

 7月18日(水)に開催、出席者11人、2次会参加6人、直前の欠席者が多く小人数となってしまったが、講師の中村さんが事業協力者を同道され、プレゼンに広がりと彩りをつけて下さって、いつもとやや雰囲気が違う“なごやかな一夕”となった。

 この回の話題提供は中村章さん(潟Vステムアリカ代表取締役)で、『e―artjoy事業展開の振り返り』と題して、昨春から企画し同年12月に「WEB上に仮想美術館を立ち上げ、新進の若手作家に常設的に作品の展示の場所や情報発信の場を提供すると共にオリジナル絵画のみならずエスタンプ版画やマグカップ、Tシャツ等のアートグッズの制作や販売を行い画家を支援する。また、より多くの人々にアートを身近に感じてもらう様々な工夫とアートのある居心地の良い空間作りを通じて社会に貢献する。」というe―ビジネス、e―artjoy事業のこれまでの展開の紹介をして頂いた。このWEBは、URL=hhtp://www.e-artjoy.com を覗くと実物が見られるが、“ウエブショップ機能”をコアにして“プロモーションオフィス機能” “ファンクラブ機能”に独自の工夫を凝らしたユニークなインターネット販売の仕組み。既に、約30人の40歳前後の油絵/日本画/版画作家とパートナー契約し、彼らの作品を市場のお客様に結びつける“販促”のために奮闘中とのことだった。

 上記の「実体験報告」、特に事業計画、WEBサイトの構築、広告・宣伝、コンテンツマネジメント、物流といった領域で明らかになった問題点の報告を受けての質疑応答の要旨はおよそ以下の通りだった。

[Q&A記録]

中村(久): ホームページへのアクセス件数はどのくらい?

中村(章): 日に6,000〜7,000件くらい。多い時で20,000件。

中村(久): 売上げは?

中村(章): 3ケタの少し手前。

新田: 「インターネット・モールに入るか、単独出店か」を考えたと言われたが、貴社のWEBはヤフーからでも見ることができるか?」

中村(章): ヤフーやショッピングモールへの出店は、お店自体がヤフーのルールに縛られるので、バラエティーに富んだサービスや販売以外の機能を実現したい場合には向かない。そこで、単独出店を選んだ。一方で、ヤフーへの登録の審査は通っているので(最近の審査は、一説に東大に入るより難しいとも言われるが)、ヤフーからの検索もできる。

前田: お話は面白かったが、「(販売を活発にするのは)なかなか難しいな」とも思った。また、リアルの売り場を持ちたいということだが、それでは固定費がまた嵩んでしまう。絵画でバブル期に売れたものがいま格安で売られているが、こういったものをインターネットで流すと売れるのでは?

中村(章): オークションサイトでそういう作品が流れている。

前田: 個人的には今、「中国/韓国などのアジアの音楽をネットで流通させる」というのに興味を持っている。アジアの人は競争力のある「円で買う」というと、作品を出してくる。絵画も可能性があるのでは? 「うまく、他のもの(たとえば音楽)とcomplex させる」工夫も有効では?

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