「経営と情報通信」研究会(第14期第5回)記録
02年1月31日(木)に開催、出席者12人、2次会参加5人、直前の欠席者が多く小人数となってしまったが、講師の川田さんが80歳とはとても思えない“気持の若さ”で参加者に生きるパワーを注入して下さって、“心が和む一夕”となった。
この回の話題提供は川田晃さん(且ミ会形成研究所・所長)で、『私とLTSセミナー』と題して、三井東圧化学(当時。主に人事部門を歴任)を退社後約30年に渡り、独自のビジネス人育成の哲学と精緻に手創りされた現場運用等で多くの受講者に“目からウロコが落ちる”感動をもたらしてきたヒューマンスキル研修「LTS(Live True Self)」の紹介をして頂いた。。
上記の「話題提供」を受けての質疑応答の要旨は、およそ以下の通りだった。
[Q&A記録]
新田: LTS研修はいま、どこでどのくらいの頻度で開催されている?
川田: 公開セミナを持っていて、ご案内をしている。特定顧客のご要望に合わせて行うこともある。最近では、ビデオ/CD等レンタルの大手向けに3日間コースで行なった。
石井: 次回は?
川田: 愛用して頂いているNTTコムから「かなり出したいので、一年間の計画を」と言われ、今年は6回開催の計画を立てた。お客様が集まらなかった回は、見送りになる。ご希望の方には、ご案内したい。
新田: 受けて見て、実感したい。NECユニバーシティで取り上げられないだろうか。
鳥山: 前にやっていて、7〜8回の開催実績があるが、予算がなくなって今は見送りになっている。深くやるため、4日+1日の参加日数が必要(参加する側には重たい)なのが、お客を集める所でネックになってしまう。
川田: 強制できることではないので、参加者を集めるのには苦労している。
石井: 自分は参加したが、研修中はこわい先生になる。
川田: 例えば、fish bowl というセッションでは、参加者一人一人のビヘイビアを皆が観察して率直な指摘をする。私も指摘するが、重視しているセッションで真剣にやるので、怖く見えるかも知れない。
山田: 昭和49年に、三井東圧の社内で川田さんの研修を受けた。5日の合宿で、朝がた4時頃までやった記憶がある。お話を伺って、根っこのところはその時と変わっていなくて、肉付けが豊かになり完成度が上がったとの印象を受けた。当時は(まだ血気盛んで)、「これは、研修での世界」との受け止めだった。Here and now の行動を身につけるのが難しいですよね。
川田: “目からウロコが落ちる”気付きの具体例として、NECグループ企業のSEさんのケースをお話しましよう。その方は、「謙虚でやさしくて、人に好かれている」と思っていた。LTS研修に参加して自分を振り返る中で、私の言う「“出過ぎるな”の禁止令」が働いていることに気付かれた。兄が強くてよくやられてこの禁止令が身に付き、級長になりそうになって試験をわざと間違えたりもしたと、告白された。私の言う「“可愛くあれ”の
belief(信じ込み)
」があるのにも気が付かれた。他に、親等からのストロークがなかったのに「寂しくなかった」と思っていた人が、「“欲するな”の禁止令」に縛られていた、「欲していいんだ」と気付いた例もある。この人はその後、上司に相談するようになって、“時に荒れる”という問題を克服した。