[再開第1回]     文責: 辻 淳二

[概要報告]

 週初:

月曜、久保さんがプロジェクターを使いたいご意向であることを確認。急遽、鳥山さん/石井さんに連絡。翌朝のメールで、貸して頂けるとのご返事。変わらぬご支援に感謝。配付資料は久保さんが引き受けて下さ り、準備が完了(2日前)。

 当日:

朝、銀行に研究会の貯金を下ろしに行く。夕方、講師へのお礼の気持ちの大学芋を買いに行く。何と久しぶりの事かと感慨深い。会場への集まりは順調、開始15分後までに全予定者が参集。椿さんが「辻さんの顔を見にきたよ」とにこやかに話されたのに象徴されるように全体に「再開お祝い」の暖かい雰囲気。 「長期中断」のお詫び、安藤さんの立ち上げの後、すぐ本題に。プレゼンは、久保さんが会のために書き下ろしたパワーポイント・スライドによる、熱のこもった説明で進行。安藤/久保さん初め、研究会有志が音頭取りになって進行中の「ソフトウエアの進化を切り口にした、業界関係者にエールを送る狙いの出版計画」の話。 最後の30分くらいが、討議の時間。内容が多岐に渡り、初めて聞いた参加者には全体の脈絡が掴みきれなかった所をほぐす質問から入る。次第に、主題に関し見方を持つ人が発言する方向に進み、盛り上って来た所でタイムアップ。久保さんの話題提供のバックにある趣旨は、「関心と実働力をお持ちの会員のこのプロジェクト研究活動への参加の呼びかけ」。 (話題の「出版構想」の現状は、別欄の通り) これについては、関心を持たれた人が久保さん等にメールなどでコンタクトして詰めることにして、高嶋事務局長の挨拶で締めて散会。

 アフター:

久保/安藤講師の慰労を兼ねて、近くの飲み屋で歓談。時局のトピックスを話題に、話が弾む。参加者は、二人の他は戸田/米谷さん/辻の3人。約2年前と変わっていたのが、お店の客が我々だけだったこと(本郷まで不況の影とは思えないのだが、妙に気になった)。飲み屋を出た時は、10時をかなり過ぎていた。最後まで暖かい空気に支えられ、「事務局陣が勘を取り戻し、かつ今後への手応えを掴む」一日が終わって、夜風が心地よかった。

当日の話題の「出版構想」

(構想の発端)

1.98年の初め、当研究会のメンバーが集まった飲み会で、久保さんと安藤さんを中心に発議された。その時点でのイメージは、かって当研究会有志が共著で出版した『ソフトウエア進化論(今井賢一編著、NTT出版)』の今日版を出版すること。言い換えれば、「ソフトビジネスに奮闘している会員仲間が読んで、進むべき道筋に希望を見いだせる本」を、会員を始めとする気鋭の第一線実践者に呼び掛けてのチームワークで創ろう ということ。

2. 事務局:久保氏、編集者:安藤氏を核に準備活動に着手することで合意。

(その後の推移)

1.4月に、前回の編著者・今井賢一先生(スタンフォード大教授)が中核のメンバーとして参加され、出版構想に向けた議論を開始

2. その後、月一回くらいのペースで会合を開いて議論しながら、その間はメーリング・リストで意見交流し、構想を膨らませる研究的な活動を継続中

3. 現在、メーリングリストには以下の人たちが参加、ユニークな研究チームが作られ、ホットな意見交換が進行中

(1) 研究会員からは玉置彰宏氏(阪南大学)、服部正太氏(構造計画研究所)、浜田淳司氏(同)、勝亦研二氏(勝亦電機製作所)、辻

(2) 学会からは新宅純二郎氏(東京大学)、国領二郎氏(慶応ビジネススクール)

(3) 産業界からは、秋田公司氏(秋田製作所)他の機青連(京都の若手経営者組織)リーダー経営者層、

(4) 研究交流機関からは、浜尾俊和氏、高田司郎氏((株)けいはんな交流部)

(5) 女性では、穂井田直美さん(富士通)、水野由香里さん(一橋大大学院生)

4. これまでの議論での主な話題

(1) 「マイクロソフトが一人勝ち的にプラットフォームを制する状勢の中で、日本のソフトビジネスが生きるべき道は?」 

(2) 「SAP社のR3をはじめとするERPパッケージは、日本企業の国際化や大不況からの脱出を支えるツールとなり得るか、中小企業ではどうか」

(3) 「情報家電化へと進む中で、パソコンは高齢者や主婦、一般ビジネス人にも使いこなせるものにどう変わっていくだろうか」

(4) 「ソフトビジネスに向く/向かないの日本人や組織の文化的な特性、ゲームや組み込みソフトでの優位性の根拠、パッケージビジネスでの不得手などの背景はどう捉えるべきか」

研究会報告 目次へ