福岡県最高峰 釈 迦 岳

                        瀬川  滋

9月4日博多・熊本出張ついでに レンタカーで釈迦岳登ってきました。車で釈迦岳頂上1231m(大分県)まで登れました・・・日田と小国の中間です。相変わらずの省エネ登山です。大きなレーダーが設置されてました。そこから歩いてすぐのところに本釈迦(1230m)(大分・福岡県境)のピークがあり、お釈迦さんの石像と一等三角点がありました。ついでに、小一時間の御前岳1209mまで足をのばしてきました。御前岳から見ると、本釈迦は釈迦岳1231mにコブ状に突出したピークとして見えます。本釈迦を連山の独立峰としてみるか、釈迦ケ岳の連なりの一部としてみるか微妙でした。これにより本釈迦を独立峰と見ない説もあるのです。とすると、独立峰では御前岳が最高峰になってしまいます。しかし三角点もあり、とりあえず本釈迦(1230m)を福岡県のピークとしておきます。東に彦山、南東に久住、南西に阿蘇と雄大な山並みが広がってました。

ついでに、阿蘇・高岳、中岳も登ってきました。こちらは、頂上はガスで何も見えませんでした。中腹の展望台からは、阿蘇の噴火口が豪快に眺められました。273qのドライブでした。

各県最高峰あと4山残ってます。埼玉・三宝山(2583m)、新潟・小蓮華山(2769m)、佐賀・多良岳(1076m)、長崎・雲仙岳/平成新山(1466m)

 

埼玉県最高峰 三 宝 山

                              

                                    瀬川 滋

この9月23ー26日、本来は新潟の百名山の平ケ岳、越後駒ケ岳に登る予定が台風18号が日本列島縦断しそうだというので中止。では友人の八ケ岳の山荘に集まろうということになり、台風の中24日神戸から信州へ。

我がバングル山岳会の頂上での万歳はこの際お預けして、グルメ尽くしでということになり、夜は生魚中心にワインで宴会。日頃の疲れが出たのか早々にダウン。翌25日朝起きたら小雨、TVを点けると天気予報は曇り後晴れ、埼玉は晴れ。これは各県最高峰で未踏峰の埼玉県・三宝山に登るチャンス。私を除く今回の参加者男5人はグルメに徹して、入笠山頂上(殆ど車で登れます)で、松茸ふんだんの焼き肉と決定。松茸に心が揺らぐ。しかし心を鬼にして意を決す。

山行きの衣服、靴、地図等々何も持ってきていない。ままよとそのままの装束で行くとする。仲間から車を借りて一人で野辺山から奥秩父連山北麓沿いに信濃川源流の秘境川上村へ。空はもう晴れ。途中富士・甲斐駒そして間近に北八ツの峰々がくっきり。心は万々歳だ。毛木平まで1.5時間のドライブ。

そこから登山開始。渓谷沿いの心地好い歩きが続く。夜来の雨のせいか水量多く、水音もひときわ轟く。歩くにつれ山深くなり、水脈も徐々に狭くなっていく。やがてせせらぎに。すると「千曲川信濃川水源の地」の碑。あの日本一長い川信濃川もこの奥秩父山塊最奥の長野・山梨・埼玉県境のすぐ下の滴から流れ始めていると思うと感無量。回りを見渡してもしらびその木々に杉苔の緑緑緑。保水力は群を抜いている。夏だって涸れることはあるまい。これが信濃川の流れを支えているんだ。

そこからは急登。やがて瑞牆・金峯・国師から続く奥秩父の主稜が続く尾根道に。更に急登すると百名山の一つ甲武信岳へ。下の案内には頂上まで4時間とあったが、朝出るのが遅かったため急いだので2時間弱しかかかってない。単独行の威力。2475m。頂上が甲州=甲斐、武州=武蔵、信州=信濃にまたがる国境の山なのでこの名がある。どこから登ってもそう簡単には登れない。山深いためか山屋あこがれの的。今回のコースでも列車とバスを使ったのではこうは簡単にいかない。そういえば前回13年前に登った時は秩父から入った。あの時は前夜秩父の山奥の部落で一泊して満ま持5て登り、西沢に下った。日帰りが出来るなんて車の威力を改めて感ず。頂上からは秩父の連山が眼前に連なる。しかしガスで南ア・富士が見えないのが残念。

北には尾根続きにお目当ての三宝山がずんぐりと大きな山容を見せてくれている。頂上辺りには太刀持ち状に山宝岩という巨岩が聳えている。勇んで挑戦。大きく下って急登。山宝山頂上。2483m。一等三角点があるが、回りは小高い木々に覆われ四囲何も見えない。頂上の標識もお粗末で何とも愛想が無い。甲武信に比してたった8m高いだけで山梨県最高峰となっているが、品も何もない。山にも人の人格と同じく山格があるという。甲武信岳に比して三宝山は全くそれが感じられぬ。甲武信に上下山するのにここを通る殆どの人はこの山が埼玉県最高峰とも露知らず、単なる通過点としか考えない本当に地味な山だ。甲武信岳があと10mも高かったらと思うのは私だけだろうか。それはそうとしてとにかく埼玉最高峰をゲット。

そんな訳で感慨に浸る間も無く、更に北の十文字峠を目指す。尾根道は今までと違ってアップダウンの連続。時には鎖場もある。白岩岳・大山と徐々に山は低くなっていくが結構体力は消耗する。はるか東の彼方には秩父の町々が広がっているのが見える。下りが急になるとやがて十文字峠。しゃくなげの濃い緑の葉が広がり、深淵さを醸し出す中にひっそりと小屋が佇む。外には人っこ一人いない。中には泊まり客も居るのか、小屋の煙突から煙がたなびく。静寂の中のゆったりとした煙の動。その昔秩父と信濃を結ぶ街道として賑わった頃の趣とは全く異なる。時間があったら泊まってみたいと惹かれた。小屋からの八丁坂はただ下るのみ。昔からの道なので急だが、しっかりしている。これが歴史というものか。ズック靴なのでつま先の爪が痛い。山靴の有難味をつくづく感じる。その内に勾配が緩くなったと思ったら沢を越えて毛木平。5時間の強行行程。やれやれ。

その夜は中秋の名月は一日過ぎていたけれど満月。屋外で月を愛でながら美味い酒と寄せ鍋にうつつをぬかす。おにぎり2個と果物だけのグルメとはかけ離れた昼食だっただけにご満悦。けっこうな山行でした。

 

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