“My Whisky”            落井 正毅

 3年前、ニッカウヰスキーが北海道の余市工場で“MyWhisky作り”の参加者を募集しているのを知り応募しました。1泊2日の工程でウイスキー作りに参加し、今その時の“My Whisky"が蔵の中で静かに熟成中です。樽から瓶詰めされて飲めるようになるのがこれから8年先くらいとのことで、その日にウイスキーが大好きな仲間たちと“My Whisky”を飲む日を楽しみに待っている次第です。

 このイベントはウイスキーにもっと関心を持ってもらおうと言うメーカーの企画でしたが、それだけにとどまらず“お酒は文化だ!”と言う事を身をもって体験できたと思います。原料の大麦をビートの煙でいぶし、樽詰め迄を行って貯蔵庫まで運んで深い眠りに入るまでウイスキーの製造過程を一通り学ぶ事が出来ました。

 さて、ウイスキーとの出会いはもうかれこれ40年?以上前になりますが、本当に味を覚えたのはここ10年くらいです。きっかけは仕事でウイスキーの生産管理に首を突っ込んだ事に始まり、My Whisky作りにまでのめり込む羽目になったのです。ウイスキーの生産管理にはまず製品を知らなければと言うことで、日夜製品の探求に励んだ結果、自分の口に合う製品を発見できた喜びは何物にも代え難いものでした。どのようにして自分の口に合う商品を発見できたかというと、生産管理を教えて頂いた方のウイスキーの飲み方を見よう見まねで覚えたことから始まります。そのかたの飲み方は、氷・水はほんの少々で殆どストレートに近く、しかもつまみは殆ど取らず、ひたすらウイスキーを舌で転がして喉越しを楽しんでいることでした。決して一緒に飲んでいる仲間に無理強いをせず、本当にウイスキーが大好きな人とグラスを傾けるのが何よりと言う方でした。又ワインにも造けいが深く、特にブルゴーニュ・ワインを教えて頂きました。

 美味しいウイスキーの飲み方に関して、初めて飲むウィスキーはまず香りをかぎ、それからストレートで口に含み舌で転がしてから飲む様にしてしています。またいつも飲んでいるウィスキーは、水や氷を少な目にして出来るだけ原酒の香りを失わない様にしています。皆さんのパターンはいかがですか?

 ニッカウヰスキーが勧めるウィスキーの個性が分かる飲み方<美味しい水割りの作り方>によると、「一般に水割りは、ウィスキー1、水2の割合でアルコール度数12〜13度が美味しいとされています。作り方ですが、タンブラーに入れる順序は、@ウィスキーA氷B水が良いでしょう。氷が先では注いだウィスキーの量がよく分かりません。氷は、ロックアイスのような固めの氷を水割り100mlにつき2個の割合で、飲み頃は9C(冷蔵で冷やした水の温度)。水はミネラルウオーターが一番ですが、水道水を使うなら、十分沸騰させて塩素臭を飛ばしてからにして下さい」といっています。

 又、ウィスキーの品質の見分け方についても簡単な方法を教えています。
@良いウイスキーは、水で割って一晩放置しても香りが逃げません。
A 良いウイスキーは、水割りにしても、香味のバランスがストレートのときと変わらずコクがあってまろやかです。
B 良いウィスキーは、両方の手のひらに少量たらして匂いをかぐと、まずビート臭(スモーキーフレーバー)、続いてカフェグレーンの香り、その後にモルト原酒の香りがします。

 どんなに美味しいウィスキーでも体調が悪いと美味しくありません。ベストコンデションのときにお酒を飲むように心がけています。!!

 つたない、ひとりよがりなウイスキーのお話でした。

 次号は中村久一郎さんにお願いします。

[平成13年3月12日]

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