花水木

 倉石 英一

 
 最近、花水木を見ることが多くなったような気がします。今年は、暖冬の影響か、あらゆる花々が平年よりも大幅に早く開花を迎えたようです。染井吉野等の桜はもとより、おおむね2週間程度は早く開花し、その分散るのも早いということで、お花見を企画した人たちにとっては予定が狂ってしまったことでしょう。花水木についても同様で、いつもならばゴールデンウィークの頃まで咲いているものが今年は2週間は早く満開になってしまいました。

 ご存じのように、この花は米国ワシントンのポトマック河畔に送られた桜の木の見返りに日本に送られたと伝えられています。即ち、もともとは北米大陸原産の花です。かつてテレビ番組で、この日本に送られた花の原木さがしが取り上げられたことがあります。どうやら東京のある施設の庭にあるものがそれと特定されたと記憶しています。

 以前にカナダへ旅行した折にバンクーバーに行ったのですが、花水木が同市の属するブリティッシュ・コロンビア州の「州の花」に選定されているということで、あちらこちらの公園等に咲き誇っていました。行ったのは夏だったのですが、それでも満開に咲いていて、ずいぶん日本とは季節感が違うと思ったことでした。


 たまたま、私の住んでいる横浜市港北区でも、花水木が「区の花」になっており、そのせいか公園などにはこの花が多く見られます。また、近くに大倉山公園という古い公園がありその入り口付近には見事な大木が見られます。たまたま仕事で関係しているERP研究推進フォーラムが入っているビルが芝公園にありますが、その近くの港区役所前にも鮮やかな白と紅の花水木が咲いていて目を楽しませてくれます。
 先日、たまたま東久留米市に所用で車で行きましたが、その途中で通った府中市でも街路樹として花水木が植えられており、その数の多さに圧倒されました。このように花水木を公園や街路樹に植える自治体が最近増えてきたように思います。

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