東京の坂道 その参


第三回目は本郷界隈です。さぁ、バーチャル散歩を楽しんで行って下さい。

まずは御茶の水周辺です。御茶ノ水は駿河台下へ向かってなだらかに傾斜していますが、 やや水道橋より(アテネフランセの隣)に、こんな急な落差があったかな?と思わせる 急坂があります。坂と言うより階段ですが、あまりに急なので途中踊り場が二ヶ所付い ている「女坂」と真っ直ぐ一気に登り降りする「男坂」の二つが並んでいます。 写真右が「女坂」左が「男坂」です。

男坂、女坂は急なので降りずに覗くだけにして、水道橋に向かいます。水道橋の 交差点からちょっと入ったところに忠弥坂(写真左)という長くて急な坂があります。 ここは、1651年、丸橋忠弥が由井正雪とともに幕府転覆を企て(慶安事件)、失敗して 捕らえられた場所だそうです。 右は後楽園の絶叫マシンからの叫び声が間近に聞こえる場所にある外記坂です。江戸期 内藤外記という旗本の大屋敷があったそうで、明治には石川啄木などもこの近所に 住んでいたそうです。

外記坂を上がって本郷から湯島に向かいます。写真左は、本郷にある名も無い坂ですが、 本郷はそこいら中、このような細い坂道だらけです。ここまで来ると湯島天神もすぐ近く です。御茶ノ水方面からまっすぐ湯島天神に向かう道は、本郷と湯島の境目でその道から 秋葉原方面へ下る坂が、三組坂、湯島中坂と並んでおり、その一角に実盛坂(写真右) があります。昔、斎藤別当実盛の屋敷があったそうです。「実盛首洗いの井戸」があった という伝説もあるそうです。(でも、これはウソらしい) 写真で見てもわかる通り、上から覗くと吸い込まれそうな急坂です。

湯島天神から春日通りを西へ上ると、いよいよ東大が見えて来ます。東大を右に 見ながら、本郷三丁目の交差点を右に曲がると、いつも研究会でお世話になって いる学士分館があり、もうちょっと行くと言問通りが交差していますので、言問 通りを右に下ります。しばらく行くと竹久夢二記念館の案内があります。左の写真 は記念館へ通じる坂道で、暗闇坂と呼ばれています。麻布にも暗闇坂がありました が、ここも昔は昼なお暗い鬱蒼とした森だったのでしょう。 このあたりは弥生という地名で、弥生式土器はこの地名から取ったものだそうです。 弥生式土器発掘ゆかりの地という碑がありました。(写真右)

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