年末年始の彩り 辻 淳二 寒き朝の坂道をふさぐ女学生人気スターのロケを待つらし 友が挑みし町づくり委員の合格報大晦日に届くラストメールで 前半は景気上向きと元日のメディアかの国この国と気懸かりはあれど 三世代で詣でし寺の人波は大河ドラマの舞台の故らし 孫が引きし初市の籤二等にて笑顔広がる児の父と我に 郊外の駅前広場のライトアップに孫は駆け行く我を残して 見知りたるキャラクターの前で飛び跳ねし孫は求めり写真を撮ってと おみくじの凶を引きしも旅立てるも子らそれぞれの末吉を願う 蝋梅を撮らんと向いし梅園に咲き初める淡き紅いの梅 日曜の窓辺にカサコソ音の主は陽射しを喜ぶ陸亀なりき
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