ついに65歳を通過       辻 淳二
 


    
    迎えたる六十五歳自らをねぎらいつ想うこれからの日々を


    年金の手続きを聞く待ち順のスローな時間に浸りたる我も
 
  


    年金の申請に書きし職歴に春秋ありて今の我在り


 
  この歳でお客様がある幸せの持続を願うもう暫らくは  


 
  これからのワイシャツはと妻が問う白よりもカラーと我応じたり


    病院を出られぬ身にはなりたくないキッカケ作らぬ備えを誓う


    手術経てコートに戻りし老雄に我も受けんとす節目健診を


 
  若き日に励みしテニスにまた励む日曜日には常連となりて


 
  気がつけばシルバー優待あちこちに初の利用は理髪店にて


 
  還暦時に生まれし孫は育ち盛り並走を期す次の五年も


 
  
 
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