松本東亜のシリーズ投稿(第33回)
現代のこころを詠む
『短歌のページ』
[近詠歌]
文持ちてポストへ歩く道すがら空に真砂の星の光よ
[歌人たちが歌った郷土熊本(シリーズ49=西浄 榮子)]
(この稿は、歌誌「すぎなみ」2005年1月号(編集責任:松本東亜氏)から転載しています)
追ひあぐる赤き火の舌草はじき音一連のリズムもち起つ
西浄榮子
(歌集あとがきから)
「夏帽子」には、昭和50年頃から約10年間の作品を297首納めてある。
歌集名は下記の歌から選ばれた。
若かりし日のつば広の夏帽子劇に貸したるままに還らず
この歌について作者は
過ぎ去った事はすでに思い出。今日の私からは、稍遠くなっている作品が
多いようにも思われます。
と記している。しかし、短歌に対する考えは、あとがきにも述べてない。作品
をもって判断してもらいたいとの考えであろうか。ただ、甲斐雍人氏の筆によ
って丁寧で詳しい解説文が巻末に載せられているので、作品の理解には大変参
考になる。
採用歌は、早春と題する連作の一首である。熊本阿蘇草原の春の風物詩であ
る、野焼きの情景であろう。歌集の秀歌の連載において、阿蘇を詠んだ作品を
採り上げてきたが、野焼きは初めてのことになる。作者の力量と自然の火のエ
ネルギーが感じられる作品ではなかろうか。
蒼然の未来の景かことごとく折れたる茎の祈る蓮田は
貨幣数ふる哀れを知らず冷血の蛇に安息の冬眠ながし
初蝶の羽やはらかし吹かれゆく悲しみは負はず天にまぎれよ
吹き上ぐる黒き微塵と見えながら遠くなりゆく鳥の一群
色褪せし過去と思ふにまなうらに幽かに光る遠き銀河は
【一相一首】のすすめ
(「経営と情報通信」研究会員の皆さんへ) 一相とは、自己のすがた、心の様相を言います。現代社会において、みなさんは仕事や暮らしに多忙を
極めています。その時々に様々な思いを抱かれることでしょう。
そんな時、自由に一首に心を込め、その思いを大切に歌うようにしましょう。数多く作ることは必要あ
りません。自分の力に応じて一首一首を作ることが肝要です。こころのアロマセラピー、癒しにもつなが
り、きっと豊かな人生が送られることでしょう。短歌を上手になりたい方は、志を高く持って、日々向上
に努めるように続けましょう。
[「松本さん紹介ホームページ」の案内(事務局より)]
松本東亜氏については、ヤフージャパンで検索し、調べることができます。
[投稿者の作品]
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投稿なしです。会員の皆さんの参加を心待ちしています(事務局)。