「通勤路のゴミ拾い」事始め    辻 淳二
 


    
    通い慣れし家から駅への通勤路の汚れを嘆きつも数年動けず


 
  先ずは我がやるしかないと始めたり週一ペースのゴミ拾いワークを


    通勤路のゴミの七割は吸殻と拾いて我知るこれほどまでもと


    隣人との会話増えたり図らずもこれが喜び路上ワークの


    終り近くに会う人との会話弾みゆく手に持つ袋のゴミを見せれば
 
  


    スモーカーの生態見え来る家で吸えずここで一服し帰宅せるかと


 
  中ほどに小さき緑の陰あれば足を止めしばし汗を拭えり


    朝もぎし野菜を無人ボックスに並べ居る農夫と話す初めてなりき


 
  七月も半ばとなればゴミ拾いも帰り来たればシャツの背重たし


 
  我が妻とゴミを話題の会話増え徐々に進めり噛み合う向きに


 
      

 
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