「心の兄」新田謙治郎さんに捧げる    辻 淳二
 


    
    就職の相談に行きその日より兄事し四十年幸せなりき


 
  小さき場に転じたる我の今あるは頼れば応えし兄の支えありて


    兄はいつも人にも我にもやさしかりし問いて知る若き日の病ありてと


    兄が会話を学び置かれしが呼び込めり一家の転機をアメリカ赴任で


    兄を慕う人我が周りにも多くありチャレンジ姿勢を継ぎ育みつ
 
  


    臆せずに真向かう姿勢が兄の真髄ビジネスはもとより闘病にても


 
  病院に家族集いし新年会見舞いて我知る深き絆を


    美佳さんの結婚そして看病を喜びたる兄の安らぎを想う


 
  春からは兄のメールに揺れ居りき二兎追う闘病の難しさ見えて


 
  我等しばしそれぞれの道を生きんとす兄よ天にて見守り下され


 
      

 
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