松本東亜のシリーズ投稿(第42回)
現代のこころを詠む
『短歌のページ』
[近詠歌]
海流に乗りて日本を浮遊する巨大水母の数夥し
[本棚の歌集 (新シリーズその6=「ポポオ12号」
大河原惇行発行)]
(昭和50年8月1日発行)
(この稿は、歌誌「すぎなみ」2005年11月号(編集責任:松本東亜氏)から転載しています)
人を許す声も口調もいまいまし銀削る自動旋盤の前
斎藤 彰詰
妻の使ふ鞄に家族計画のパンフレットいくつもあるを知りをり
大山 敏男
仕事量やうやくもどるきざしあれど結局値引きされてしまひぬ
大橋 栄一
たまいたる命と告げて泣く妻よ桑の若葉に照る日あかるく
宮岡 昇
君に逢はぬ寂しさのまま一日暮れ庭に辛夷の花散りやまず
豊増 尚江
ああ今を怒りて思ふ信じゐる己が有り様に切実にして
大河原 惇行
【一相一首】のすすめ(「経営と情報通信」研究会員の皆さんへ)
一相とは、自己のすがた、心の様相を言います。現代社会において、みなさんは仕事や
暮らしに多忙を極めています。その時々に様々な思いを抱かれることでしょう。
そんな時、自由に一首に心を込め、その思いを大切に歌うようにしましょう。数多く作
ることは必要ありません。自分の力に応じて一首一首を作ることが肝要です。こころのア
ロマセラピー、癒しにもつながり、きっと豊かな人生が送られることでしょう。短歌を上
手になりたい方は、志を高く持って、日々向上に努めるように続けましょう。
[「松本さん紹介ホームページ」の案内(事務局より)]
松本東亜氏については、ヤフージャパンで検索し、調べることができます。
[投稿者の作品]
今月号は一件です。会員の皆さんの参加を心待ちしています(事務局)。
[ 山枡郁子作 ]
ドングリをそっと手に取り故郷の幼き日の秋思い出し居り
時刻む音ぞ次第に響きたる秋の夜更けに寝返り打つたび
気遣いの言葉一つに目頭の熱くなりたり気持ち緩みて
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