師走の暮らし    辻 淳二
 


    
    早足で零下予報の帰路を行く気合で負けるなと口に出しつつ


 
  ベランダに布団を干せば風冷たしされど陽射しは暖かかりき


    温まりし床に留まる心地良さ目覚まし止めて寝過ごす時も


    通勤路のゴミ拾いワーク定着す綺麗になるは心地良きことにて


    我通うシニアのテニスは勝ち過ぎず負け過ぎずなのが程よき場なり
 
  


    遅れつつも一つまた一つと年内の区切りが付き行くを励みに暮らす


 
  忘年会減り行く我は孫の世話し娘の機会を授けるも良し


    走り来て孫は我が胸に保育園に迎えのシーンは今も変わらず


 
  三月ぶりの孫と二人の数時間我はゲームに勝てなくなりし


 
  会食に和みて歩くビル街にライトアップの淡き輝き


    喧騒の街にて我にフト気付くジングルベルが減りしに和める


 
      

 
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