松本東亜シリーズ投稿(第45回)

 現代のこころを詠む 短歌のページ

                               

[近詠歌]



   

  時々は三階に来て憩ふべし丘に建つ工場も新たなる風景

 

 
  
   

 本棚の歌集 リーその歌道小見 著者 島木赤彦
                 大正十三年五月二十日初版印刷             
        大正十三年五月二十五日発行
                    昭和三年八月五日第六刷発行
 この稿は、歌誌「すぎなみ」200月号(編集責任:松本東亜氏)から転載しています)  

 短歌を学び始める際、皆、入門書といったものから読み始める。私の場合、
土屋文明の「短歌入門」、正岡子規の「歌よみに与ふる書」、斎藤茂吉の
「短歌に於ける写生の説」等であった。

まだ、宮崎に住んでいたころ、昭和52年4月9日に藤原三雄先生から頂い
たのが「歌道小見」である。宮崎を離れる記念であり、これからも短歌を続け
て学んでほしいとの願いが込められていた。翌年の8月4日。アララギ東京夏
期歌会の会場でお会いした時には、五味保義歌集(短歌研究社刊)を頂いた。
このように、先生からはことあるごとにお声を掛けて頂いてお世話になった学
生時代のことを思い出している。

さて、島木赤彦を資料で確認しておこう。

明治9年12月17日長野県上諏訪村に生る。36年「比牟呂」を創刊。
左千夫に師事し「馬酔木」に参加。42年比牟呂を廃し、専ら「アララギ」
に寄る。大正3年郡視学を辞して上京し、アララギの編集に従う。中村憲
吉との共著『馬鈴薯の花』を初め『切日』等の歌集外、歌論集『歌道小見』
等。東洋的鍛錬道を強調し、アララギの写実主義歌風を整え、結社として
のアララギの基礎を固めた。(短歌現代)

「歌道小見」の「写生」の所をここに引用して、その論を垣間見てみよう。
必ずや参考になると思われる。

  私どもの心は、多く、具体的事象と接触によつて感動を起します。感動の
 対象となつて心に触れ来る事象は、その相触るる状態が、事象の姿であると
 共に、感動の姿でもあります。左様な接触の状態を、そのままに歌に現すこ
 とは、同時に感動の状態をそのままに歌に現すことになるのでありまして、
 この表現の道を写生と呼んで居ります。私の前に直接表現と言うたのも、多
 くこの写生道と相伴ひます。



【一相一首】のすすめ
「経営と情報通信」研究会員の皆さんへ)

 月々、メールでの添削指導(改作例を示しますので、後は作者本人が再考して、完成さ
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作ってみたい方は、このホームページに送ってください。編集後、掲載します。(松本) 一相とは、
自己のすがた、心の様相を言います。現代社会において、みなさんは仕事や暮らしに多忙
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  松本東亜氏については、ヤフージャパンで検索し、調べることができます。


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