修験の山・三徳山(鳥取県)に登る   辻 淳二
 


    
    三徳山に千年を経しお堂二つ「改修済みて公開」にときめく


    組まれたる旅程を睨み三徳山に登る術はとホームページ手繰る


    狭く嶮しき鎖の山路にお堂あまたよくぞ建てたり千年前に


    かずらをば手繰りてやっと登る道に器材を荷揚げし技はいかにか


    よじ登り日本海を探す足元に「墜死者あり」の表示のありき
    

    手摺りなき回廊を巡れば足が竦む汗を拭えば風が過ぎ行く


    三徳山投入堂は岩窟に静まる神殿最古の木造
 
  


    国宝の投入堂とは頂きのお堂に至る道なきを称して


 
  年を経て国宝になるを頂きに建てしは往時のプロジェクトX


    改修で足場組まれし時に来て建設の労に思いを馳せたり


 
  富士山は途中リタイアの我ら夫婦完登の味は格別なりき


  
      

 
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