「ゴミ拾いボランティア」一周年   辻 淳二
 


    
    週末のゴミ掃除ワーク一年経ち誰に会うかを楽しみに励む


    ゴミ拾いの現場で出会いし人増えて会話の空気やわらかくなりぬ


    道筋に親しくなりしは笑顔良き豆腐店一家年嵩の農夫


    黙々と野菜を造る老農夫立ち話に和む盟友となる


    地に這わせ育てし胡瓜うまいぞと老夫は語る日焼けせし顔で
    

    道に墜ちし雀のヒナを救わんと心を寄せたり豆腐店主と


    時に買う油揚げ十枚きゅうり一袋親しさが増す会話のひととき
 
  


    通学路に種から野菜の育ち行くを心に留める児等はいるのか


 
  至れるか師良寛が托鉢に行き街人と交わりし境地に


    呼応して動く仲間は未だなし次の一年の前進はいかに


   * このページは、別稿(「ショートエッセイ」欄)と連携しています。


  
      
 
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