松本東亜のシリーズ投稿(第54回)
現代のこころを詠む
『短歌のページ』
[近詠歌]
日の昇る朝となりゐき裏山に鳥々の声窓に聞こえて
[本棚の歌集 (新シリーズその18= 歌集 新
名 爪 川
]
平成元年8月吉日 発行
著者 黒木
どの室も酒に乱るる声きこえ刺身引きるるうとましきかな
旅館
離れ住む子らの恋しもストーブを消したる夜更け灯油匂ひて
予約客導き来るに鹿の子百合夕暮るる室に花粉こぼせり
病院調理場に慣れゆく吾か吹く風に洗ひし鍋のふれ合ひて鳴る
蜜柑の花
八重葎むらがり咲ける野路を行く今日より敬老乗車券を持ちて
敬老乗車券
宮崎の打ち上げ花火の遠き音夜更けて患者の献立を書く
灯のもとにズボン繕ふ吾がかたへ取材に疲れし夫の眠れり
スクランブル交叉点
勤めに出づる朝あさストーブ焚きくれし夫よ十七年は幸せなりき
酸素マスク
仕事一筋に生きた人であり、その姿が作品のそれぞれから浮んでくる。お元気であれば92歳であろうか。
(この稿は、歌誌「すぎなみ」2006年11月号(編集責任:松本東亜氏)から転載しています)
【一相一首】のすすめ(「経営と情報通信」研究会員の皆さんへ)
月々、メールでの添削指導(改作例を示しますので、後は作者本人が再考して、完成さ
せる。)ですが、根気よく続けることで進歩します。多くの方の参加をお待ちしています。
作ってみたい方は、このホームページに送ってください。編集後、掲載します。(松本)
自己のすがた、心の様相を言います。現代社会において、みなさんは仕事や暮らしに多忙
を極めています。その時々に様々な思いを抱かれることでしょう。
そんな時、自由に一首に心を込め、その思いを大切に歌うようにしましょう。数多く作
ることは必要ありません。自分の力に応じて一首一首を作ることが肝要です。こころのア
ロマセラピー、癒しにもつながり、きっと豊かな人生が送られることでしょう。短歌を上
手になりたい方は、志を高く持って、日々向上に努めるように続けましょう。
[「松本さん紹介ホームページ」の案内(事務局より)]
松本東亜氏については、ヤフージャパンで検索し、調べることができます。
[投稿者の作品]
今月号はなしです。会員の皆さんの参加を心待ちしています(事務局)。
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