「はた迷惑な音」            黒木 靖生

 今朝の通勤電車で感じたことを一言。

 今朝の通勤電車で一人の若者が私の横に立ち、彼がウォークマンを聞いていたため、ヘッドホンから漏れて来る音楽に40分間悩まされました。私は通勤時間を利用して読書するのを習慣としているのですが、ウォークマンの音がシャカシャカと聞こえて来るので読書に集中できず、気にするとますます耳について、今朝の読書はあまり進みませんでした。

 私の通勤は、通常は、朝7時前に電車に乗るので、その時間帯はウォークマンを付けた若者はあまり見ないのですが、今朝は仕事の都合上いつもより30分遅く電車に乗ったので、このような被害に逢ったものと思われます。

 この件で、私が先ず感じたことは、ヘッドホンからあのように音が漏れて来る製品は「欠陥商品」ではないかと言うことです。あの商品を開発した会社は、あの商品が公共の交通機関などで利用されることは十分に予想できた筈ですから、ヘッドホンから音が漏れないような技術を開発するまでは、あの商品を発売すべきでは無かったと思います。

 もし、新幹線で隣に座った人がウォークマンを聞いていて、2〜3時間煩わされることになったらと想像するだけでも、ウンザリしてしまいます。

 それから、最近、電車の中で「携帯電話の電源を切って下さい」との社内放送を良く聞きますが、私は、携帯電話よりもウォークマンのほうが音の迷惑度は大きいと思います(携帯電話は、音の問題よりも、ペースメーカーなどの医療機器の誤動作の原因になるため、あのような放送が行われているのでしょうけど)。

 携帯電話は、駅の通路などを歩いていると、後ろで「モシモシ」という声がするので振り向くと携帯電話をかけている、というのが、私のよく被る迷惑ですが、むしろ、「私的な会話を公共の場所で交わして恥じない」という社会の風潮に我が国の衰退の姿を見るような気がします。

 わたしは、公共の交通機関で「ウォークマンを聞くことは、周囲の人の迷惑になりますから控えて下さい」と放送して欲しいと思います。また、ウォークマンやその類似の商品を販売している会社は、新聞などにそのような広告を出してほしいと思います。

 もっとも、車内でそのような放送をしても、肝心のウォークマンを聞いている人には、ヘッドホンが邪魔になって聞こえないでしょうが。

(お断り)

 ここでは「携帯型録音媒体再生機」を「ウォークマン」という特定の商品名で呼びましたが、これはそのコンセプトの商品を最初に開発したソニーに敬意を表したためで、ソニーを誹謗・中傷する目的で使ったものではありません。

                                (以上)

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