[シリーズ投稿・
盛岡だより(その4)] 

 盛岡の春 〜梅と桜〜           照井 武彦


 市内を流れる中津川は少し水かさが増して、やや白くにごっています。雪解け水が流れているのです。最盛期は過ぎたようです。我が家の水道にはこの川の水が来ています。今の季節、ウィスキーの水割りは水道水でもおいしく飲めます。氷も要りません。千葉に住んでいた頃、この季節に帰ってきて水温の差に驚きこの手法に気がつきました。盛岡は、飲み水のきれいなことでは全国のトップクラスだそうです。

 自宅の庭に梅の木があり、今3分咲きぐらいです(23日)。今年は特に開花が遅かったですが、早い年でも4月なかばです。南関東では2月中旬開花でしょうか。我が家のは遅い方だとしても、2ヵ月の差があります。実は、盛岡の桜は満開です。南関東では3月末開花だったですから、差は1ヶ月以内です。桜前線は、関東・東北を同じような速度で北上するようです。梅前線と言う言葉はあまり聞かないですが、梅前線は桜前線にくらべて遅い上に速度が平均していないようです。宮城県、山形県あたりまで順調に北上したあと、遅々として進まなくなるような気がします。各地のローカルニュースを聞き流しての感想ですが、こう言うことを書くならちゃんと記録を取っておけばよかったと後悔しています。

 さて、これでわかりますように、盛岡では梅の開花が桜より遅かったり、梅と桜、同時にお花見ができたりします。長かった冬が終わって一度に春が来て、短い間に色々な種類の花が咲きます。水仙が花盛り、チューリップも咲きはじめました。桜が咲いたから雪はないだろうと思いたいところですが、2〜3日まえ、県北で雪が降りました。まだまだ寒さからは開放されません。

 昔、私の習った小学校1年生の教科書は「さいた、さいた、さくらがさいた」から始まりました。入学式の頃、桜が咲くのは日本のどれだけの地域でしょうか。そんなことを考えるのは、その地域から外れたところで育った者だからでしょうか。


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