三度目の正直 黒木 靖生
4月22日(土)、東京ドイツ村に行きました。「東京」と名前が付いていますが、
穴川インターで京葉道路に乗り、館山自動車道の姉崎袖ヶ浦インターで下りて約3Kmで目的地に到着しました。東京ドイツ村は、入口でもらった案内図によれば面積27万坪で、正面ゲートから広々とした芝生のスロープが延びて、その頂上にレストランやショップがあり、その裏手が目指すスイセン畑です。私と家内、そして家内の母親の3名でスロープをゆっくり登りました。園内は子供連れの家族ばかりで、私たちみたいな初老の夫婦とその母親と思しき老婦の組み合わせは極めて珍しい存在でした。
やっとスロープの頂上に到着し、その裏手の丘にある筈のスイセン畑を見つけようとしましたが、スイセンの花の白色や黄色がどこにも見当たりません。案内図を頼りにスイセン畑の傍まで行ってよく見ると、スイセンは何千株か数え切れないほど植えられているのですが、全て盛りを過ぎて花は枯れてしまっており、やっと数輪がポツリポツリと残っているだけです。
家内の母親は出かける前に密かに「今の時期、果してスイセンの花が残っているかしら」と訝しんだそうですが、結局、園内で販売していたドイツ産ビールなどを仕入れただけで空しく帰宅の途につきました。
ゴールデンウィークに入ると、家内が今度は銚子の近くにある「雲井岬つつじ公園」に行きたいと言い出しました。実は、この公園は、昨年春、銚子の妙福寺にフジの花を見に行った帰りに寄ろうとしたのに案内標識を発見できず、心残りになっていたものです。
5月3日の憲法記念日、今回も3人連れで、車で先ず銚子に向かいました。千葉から銚子へは高速道路は部分的にしか開通しておらず、案外時間がかかります。銚子で昼食を取り、そのまま目的地に向かいました。しかし、今度も「つつじ公園」の案内標識が見当たらず、県道から側道に入り、歩いている人に尋ねるなどしてやっと目的地の「雲井岬つつじ公園」に辿り着きました。「岬」と名前が付いていますが、海から大きく離れた高台にあり、案内板によれば、第12代景光天皇の創建と伝えられる東大社(とうのたいしゃ)の神苑とのことです。ところが、たいへん残念なことに、この公園のつつじのほとんどは未だ開花しておらず、今回も家内はフラストレーションを抱えて帰宅しました。
このままでは済ませられないと、家内と相談して、5月5日の子供の日に、秩父市の羊山公園に芝桜を見に行くことにしました。今回は電車で行くので、私と家内の二人連れで、家内の母親は留守役です。
総武線
インターネットでの事前の調査に従い、西武・秩父駅の1つ手前の横瀬(よこぜ)駅で降りて、駅でもらった地図を頼りに羊山公園目指して歩き出しましたが、沢山の人が歩いているので地図は不要です。歩くこと20分くらいで銀座並みに混んでいる坂に到着し、その坂を登ったところに芝桜の丘が広がっていました。芝桜の植栽面積は地元のボランティアの方々の努力で年々増加し、今年は16千u・35万株に達しているそうで、背景の武甲山の山容も雄大で、好天の下、満開の芝桜を満喫しました。
その後、秩父市街に下りて秩父神社に参拝するなどした後、来たのと同じルートで千葉に帰りました。家内とは「三度目の正直だね」と笑い合いました。