[シリーズ投稿・枚方通信(その22)]
〜第14回日本ジャンボリーに枚方5団のボーイスカウトも参加〜
丸中 正量
はじめに
4年ごとに開催されるジャンボリー(ボーイスカウトの大集会の意味)。今年、第14回日本ジャンボリーが8月3日〜8日の間開催された。日本列島のほぼ中央、日本海に突き出した能登半島の北端の
わが大阪・枚方5団からも、4人のボーイスカウトが参加した。何ヶ月も前からこの6泊7日の本番のために事前訓練に取り組み、胸に日の丸をつけ胸躍らせて出発した4人が、真っ黒に日焼けしてたくましくなって帰ってきた。留守番役の私は、片道6時間かかるバスを枚方で見送る際、お土産にジャンボリーの感想文を寄越してと頼んだ。
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←元気に帰ってきた4人 |
日本ジャンボリーとその歴史
日本ジャンボリー(NJと略称)とは、4年に1度、全国の代表スカウトたちが海外からの参加も交えて一堂に集う国内で最大の野営大会であり、スカウトの祭典である。4年前の14NJは大阪湾の人工の島〜舞洲(マイシマ)で開催された。その件は、[シリーズ投稿・枚方通信(その3)]で触れた。
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日本ジャンボリーの歴史 |
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回 数 |
開 催 年 |
開 催 場 所 |
参加人員 |
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第1回 |
1956年(昭和31年) |
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13,000人 |
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第2回 |
1959年(昭和34年) |
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17,000人 |
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第3回 |
1962年(昭和37年) |
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26,000人 |
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第4回 |
1966年(昭和41年) |
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30,000人 |
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第5回 |
1970年(昭和45年) |
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32,600人 |
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第6回 |
1974年(昭和49年) |
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26,700人 |
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第7回 |
1978年(昭和53年) |
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26,270人 |
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第8回 |
1982年(昭和57年) |
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30,144人 |
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第9回 |
1986年(昭和61年) |
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30,173人 |
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第10回 |
1990年(平成2年) |
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30,972人 |
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第11回 |
1994年(平成6年) |
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30,914人 |
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第12回 |
1998年(平成10年) |
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26,740人 |
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第13回 |
2002年(平成14年) |
大阪市
舞洲スポーツランド |
20,588人 |
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第14回 |
2006年(平成18年) |
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22,000人 |
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第15回 |
2010年(平成22年) |
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プログラム
6泊7日の大会プログラムは下表のとおりである。常設のキャンプ場ではなく広大な敷地に臨時に設営した野営地で自炊生活をしながらのプログラム遂行は並大抵ではなかったろうと思う。人気のプログラムは何と言ってもジャンボリーのハイライト、3日目夜間の「大集会」。感想文にも来賓の皇太子やスカウト出身で宇宙飛行士の野口聡一さんの話題が登場する。
次は何十と用意された選択プログラム。海にちなんだものが多く、また諸団体の協力を得たエクスカーション(場外プログラム)も人気があったようだ。感想文には巡視艇見学が出てくる
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日 程 |
午前 |
午後 |
夜間 |
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前 日 |
8/2(水) |
設 営 |
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第1日 |
8/3(木) |
設 営 |
開会式 |
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第2日 |
8/4(金) |
選択プログラム |
交歓プログラム |
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第3日 |
8/5(土) |
宗教儀礼 |
選択プログラム |
ジャンボリー大集会 |
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第4日 |
8/6(日) |
選択プログラム |
交歓プログラム |
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第5日 |
8/7(月) |
選択プログラム |
環境整備 |
閉会式 |
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最終日 |
8/8(火) |
撤 営 |
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スカウトの感想
日本のスカウト人口が約20万人の10%にあたる約2万人と限定したメンバーが参加するジャンボリー。弱小団の当団は幸い、有資格者の4人が全員参加できることになった。この年代の男の子はシャイなのか、なかなか歌わない、自己表現したがらない。そういう意味では貴重なものといえ、感謝してそのまま転載する。
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5日の大集会では野口宇宙飛行士や皇太子様からメッセージをもらいました。 今回のジャンボリーは環境を考えた生活が目的で排水を少なくするため無洗米を使用したり、2万2千人が会場に集まるとゴミが110トンにもなることからゴミ削減をするために工夫しました。 閉会式では、バンドがきてえんそうしたり花火が打ちあげられたりしました。次回のジャンボリー会場は 今回のジャンボリーで感じたことはいろんな外国語を知っていたら便利だと思いました。 |
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ジャンボリーでは4つの選択プログラムがあり、班で選んで好きな所に行ける。僕たちはまず、「ミステリーツアー」に行って来た。 行先の分からない「ミステリーツアー」は、最初どのバスに乗ればいいかも分からず15分位バスをさがした。20分位バスに乗ると、神社の近くで降ろされた。その神社は須須神社という所だった。その後またバスに乗り、次に来た所は、昔使われた船が置いてあったり、 ハイライトの大集会では宇宙飛行士の野口さんや皇太子様が来られた。遊びすぎでねむたかったけれどがんばって見た。大集会は楽しかった。 僕は海の選択プログラムのひとつ、「砂団子バトル」で優勝し、14NJ限定のチーフリングをもらった。最初はちがうプログラムを選んでいたのが無理になったので、変更して挑戦したのが優勝につながった。そのプログラムは、海面に浮いている4つの的をねらって砂浜で作った泥団子を投げて倒すものだった。 そして、出店もおもしろかった。ジャンボリーでできた友達とまわった。ジュース、かき氷、おみやげ、そしてチーフリング、いろいろなものをかった。とても暑かったのでかき氷は、ジャンボリー中に12、3杯、ジュースも5、6本かった。 帰りのバスは眠ってしまった。 ジャンボリーはおもしろかったのでともきやりょうへいにも是非行ってほしい。ジャンボリーは本当におもしろく、友達もたくさんできたので楽しかったです。 |
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開会式のパフォーマンスがすごかった。とくに和太鼓演奏がすごかった。 3日目の大集会のときに皇太子殿下に会えたり、野口聡一さんと会ったりしてうれしかった。それに、いろんな県や国のパフォーマンスがとてもよかった。 プログラムで釣りに行くのがあって、2人1組になって釣りをしたけど、相手の人が釣れて自分はぜんぜん釣れなかった。 同じ班のスカウト達と売店を見に行って、おみやげを見たり、食べたりしながらチーフリングなどを交換する相手をさがしていた。
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ジャンボリーの中には、多種多様なプログラムがありました。そのプログラムの中で一番印象にのこったのが、海上保安庁の巡視船に乗った事です。それは、「船に乗って海上保安官になる」というプログラムでした。キャンプ場から七尾港までの間バスで移動しました。バスの中では、それまでの疲れがたまっていたのかずっと夢の中でした。港に着いてびっくり、白くて大きな船がとまっていました。その船の名は、巡視船「えちご」でした。船の中に入るとすぐ出航しました。 船内は、まるで迷路、色々な人の部屋が右左にずらっーと並んでいました。それだけではありません。トイレもびっくり、なんとトイレの水は、海水を使っているのです。大きなバルブをくるくると回すと、海水がジャーと流れてきました。そのトイレを探すのも大変でした。船外に出て船の前に行きました。風もきもちよく景色も晴れていたのでとてもきれいでした。前から船を見ていると船というよりもむしろ戦艦に見えました。船の後方にまわると今度は、ヘリコプターが展示されていました。名前は「日本海」です。やっぱりかっこよかったです。この船のようにヘリコプターを搭載している船は、あまりないようです。そう思えばとてもラッキーでした。色々みているとあっというまに七尾港に戻ってきました。長かったような短かかったような複雑な気持ちでした。この経験は、15NJではできないと思うので行ってとても良かったです。 |
おわりに
スカウト達の感想文は、当団の最年長の私にとって、丁度孫に当たる年代からのかけがえのない手紙となった。留守居役の私に代わって、リーダーたち5人が土日を利用して現地の野営地の彼らを直接激励訪問してくれた。また、ジャンボリーの疲れが取れる暇のない同月11〜14日、当団のビーバー・カブスカウトの夏キャンプを挙行してくれた。ジャンボリー参加のスカウトも弟分たちの奉仕隊として参加してくれたことにも感謝したい。