[シリーズ投稿・枚方通信
(その22)  

 夏はスカウトの季節
 〜第
14回日本ジャンボリーに枚方5団のボーイスカウトも参加〜

                 
  丸中 正量

 はじめに
 

4年ごとに開催されるジャンボリー(ボーイスカウトの大集会の意味)。今年、第14回日本ジャンボリーが83日〜8日の間開催された。日本列島のほぼ中央、日本海に突き出した能登半島の北端の 石川県珠洲市蛸島町 「リフレッシュ村鉢ケ崎」に全国から約20.000人、海外37カ国から約1,500人が結集した。 珠洲市 全体の人口19,514人(17/9月現在)を上回るスカウト2万人、見学隊を含めると倍の4万人が溢れたと言われている。

わが大阪・枚方5団からも、4人のボーイスカウトが参加した。何ヶ月も前からこの67日の本番のために事前訓練に取り組み、胸に日の丸をつけ胸躍らせて出発した4人が、真っ黒に日焼けしてたくましくなって帰ってきた。留守番役の私は、片道6時間かかるバスを枚方で見送る際、お土産にジャンボリーの感想文を寄越してと頼んだ。

珠洲市蛸島町 「リフレッシュ村・鉢ケ崎」

珠洲市 の中心部から東へ5kmのリゾート地、
海岸沿いにテントを張り、配給された食材で薪を熱源として煮炊きをする。慣れないところでの1週間の自炊生活は果たして、、、


                         

 

 

元気に帰ってきた4人 


 日本ジャンボリーとその歴史 
  

 日本ジャンボリー(NJと略称)とは、4年に1度、全国の代表スカウトたちが海外からの参加も交えて一堂に集う国内で最大の野営大会であり、スカウトの祭典である。4年前の14NJは大阪湾の人工の島〜舞洲(マイシマ)で開催された。その件は、[シリーズ投稿・枚方通信(その3)]で触れた。

日本ジャンボリーの歴史

回 数

開 催 年

開 催 場 所

参加人員

第1回

1956年(昭和31年)

長野県 軽井沢

13,000

第2回

1959年(昭和34年)

滋賀県 あいば野

17,000

第3回

1962年(昭和37年)

静岡県 御殿場

26,000

第4回

1966年(昭和41年)

岡山県 日本原

30,000

第5回

1970年(昭和45年)

静岡県 朝露高原

32,600

第6回

1974年(昭和49年)

北海道 千歳原

26,700

第7回

1978年(昭和53年)

静岡県 御殿場

26,270

第8回

1982年(昭和57年)

宮城県 南蔵王

30,144

第9回

1986年(昭和61年)

宮城県 南蔵王

30,173

10

1990年(平成2年)

新潟県 妙高高原

30,972

11

1994年(平成6年)

大分県 久住高原

30,914

12

1998年(平成10年)

秋田県 森吉山麓高原

26,740

13

2002年(平成14年)

大阪市 舞洲スポーツランド

20,588

14

2006年(平成18年)

石川県 珠洲市

22,000

15

2010年(平成22年)

静岡県 御殿場(予定)

 


 
 

 プログラム

67日の大会プログラムは下表のとおりである。常設のキャンプ場ではなく広大な敷地に臨時に設営した野営地で自炊生活をしながらのプログラム遂行は並大抵ではなかったろうと思う。人気のプログラムは何と言ってもジャンボリーのハイライト、3日目夜間の「大集会」。感想文にも来賓の皇太子やスカウト出身で宇宙飛行士の野口聡一さんの話題が登場する。

次は何十と用意された選択プログラム。海にちなんだものが多く、また諸団体の協力を得たエクスカーション(場外プログラム)も人気があったようだ。感想文には巡視艇見学が出てくる

日  程

午前

午後

夜間

前 日

8/2()

設   営

1

8/3()

設   営

開会式

第2日

8/4()

選択プログラム

交歓プログラム

第3日

8/5()

宗教儀礼

選択プログラム

ジャンボリー大集会

第4日

8/6()

選択プログラム

交歓プログラム

第5日

8/7()

選択プログラム

環境整備

閉会式

最終日

8/8()

撤   営

 
 スカウトの感想

日本のスカウト人口が約20万人の10%にあたる約2万人と限定したメンバーが参加するジャンボリー。弱小団の当団は幸い、有資格者の4人が全員参加できることになった。この年代の男の子はシャイなのか、なかなか歌わない、自己表現したがらない。そういう意味では貴重なものといえ、感謝してそのまま転載する。


 僕は82日の夜バスに乗って
ジャンボリー会場の 石川県 能登へむかいました。そして、次の日、3日に開会式がありました。上班などに聞いたところ、今回のような店は前はなかったらしいです。

5日の大集会では野口宇宙飛行士や皇太子様からメッセージをもらいました。

今回のジャンボリーは環境を考えた生活が目的で排水を少なくするため無洗米を使用したり、22千人が会場に集まるとゴミが110トンにもなることからゴミ削減をするために工夫しました。

閉会式では、バンドがきてえんそうしたり花火が打ちあげられたりしました。次回のジャンボリー会場は 静岡県 だそうです。

今回のジャンボリーで感じたことはいろんな外国語を知っていたら便利だと思いました。          
                    
YT(中学1年生)
 


 僕は
82日の晩から8日の夕方まで日本ジャンボリーに行って来た。

ジャンボリーでは4つの選択プログラムがあり、班で選んで好きな所に行ける。僕たちはまず、「ミステリーツアー」に行って来た。

 行先の分からない「ミステリーツアー」は、最初どのバスに乗ればいいかも分からず15分位バスをさがした。20分位バスに乗ると、神社の近くで降ろされた。その神社は須須神社という所だった。その後またバスに乗り、次に来た所は、昔使われた船が置いてあったり、 珠洲市 の町の模型が置いてある博物館だった。その中には和風の商品が置いてある売店もあり、外国スカウトでにぎわっていた。他にも酒を作っている工場にも見学をしに行った。

 ハイライトの大集会では宇宙飛行士の野口さんや皇太子様が来られた。遊びすぎでねむたかったけれどがんばって見た。大集会は楽しかった。

 僕は海の選択プログラムのひとつ、「砂団子バトル」で優勝し、14NJ限定のチーフリングをもらった。最初はちがうプログラムを選んでいたのが無理になったので、変更して挑戦したのが優勝につながった。そのプログラムは、海面に浮いている4つの的をねらって砂浜で作った泥団子を投げて倒すものだった。

 そして、出店もおもしろかった。ジャンボリーでできた友達とまわった。ジュース、かき氷、おみやげ、そしてチーフリング、いろいろなものをかった。とても暑かったのでかき氷は、ジャンボリー中に123杯、ジュースも5、6本かった。

 帰りのバスは眠ってしまった。 大阪府 についた頃に目が覚め、友達とはあまり話ができなかった。

 ジャンボリーはおもしろかったのでともきりょうへいにも是非行ってほしい。ジャンボリーは本当におもしろく、友達もたくさんできたので楽しかったです。     

                             YN(中学1年生)
 


 1
日目は、朝着いてテントをもらいに行ったあとテントを立てはじめたけど、テントを立てる場所にはぜんぜん日影がなくてすごくたいへんだった。そのあと、売店に行ってかき氷を食べたりお土産を見たりした。

開会式のパフォーマンスがすごかった。とくに和太鼓演奏がすごかった。

3日目の大集会のときに皇太子殿下に会えたり、野口聡一さんと会ったりしてうれしかった。それに、いろんな県や国のパフォーマンスがとてもよかった。

プログラムで釣りに行くのがあって、21組になって釣りをしたけど、相手の人が釣れて自分はぜんぜん釣れなかった。

同じ班のスカウト達と売店を見に行って、おみやげを見たり、食べたりしながらチーフリングなどを交換する相手をさがしていた。

 

 

 
閉会式はなんか悲しくなったけど、第1回目のジャンボリーからの歴史のふり返りがあったり、また、いろんな所の旗が出てきたり、歌手が2組きたりしてものすごく楽しかった。次のかいさい地は 静岡県 だけど、できればベンチャーになってジャンボリーに行きたいと思いました。
                   
KU(中学2年生) 
   


 8
2日から8日まで 石川県 珠洲市 で行われたジャンボリーに行って来ました。

 ジャンボリーの中には、多種多様なプログラムがありました。そのプログラムの中で一番印象にのこったのが、海上保安庁の巡視船に乗った事です。それは、「船に乗って海上保安官になる」というプログラムでした。キャンプ場から七尾港までの間バスで移動しました。バスの中では、それまでの疲れがたまっていたのかずっと夢の中でした。港に着いてびっくり、白くて大きな船がとまっていました。その船の名は、巡視船「えちご」でした。船の中に入るとすぐ出航しました。

船内は、まるで迷路、色々な人の部屋が右左にずらっーと並んでいました。それだけではありません。トイレもびっくり、なんとトイレの水は、海水を使っているのです。大きなバルブをくるくると回すと、海水がジャーと流れてきました。そのトイレを探すのも大変でした。船外に出て船の前に行きました。風もきもちよく景色も晴れていたのでとてもきれいでした。前から船を見ていると船というよりもむしろ戦艦に見えました。船の後方にまわると今度は、ヘリコプターが展示されていました。名前は「日本海」です。やっぱりかっこよかったです。この船のようにヘリコプターを搭載している船は、あまりないようです。そう思えばとてもラッキーでした。色々みているとあっというまに七尾港に戻ってきました。長かったような短かかったような複雑な気持ちでした。この経験は、15NJではできないと思うので行ってとても良かったです。       
                             MT(中学3年生)
 

 
 おわりに

スカウト達の感想文は、当団の最年長の私にとって、丁度孫に当たる年代からのかけがえのない手紙となった。留守居役の私に代わって、リーダーたち5人が土日を利用して現地の野営地の彼らを直接激励訪問してくれた。また、ジャンボリーの疲れが取れる暇のない同月1114日、当団のビーバー・カブスカウトの夏キャンプを挙行してくれた。ジャンボリー参加のスカウトも弟分たちの奉仕隊として参加してくれたことにも感謝したい。


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