研究会100回達成に寄せて 柳下 彊
研究会が発足した昭和59年9月という時期は、私にとって当時所属していた金融機関で、経営情報システムの第一次開発を終えた直後に、関係先への出向を命じられた記憶と重なっているためか、19年余を経た今も記憶に鮮やかです。私は当時の日記に次のような事を書いています。
8月31日
(出向が決まったので)辻さんに電話をしたところ、「柳下さんがどこへ行こうと、私は友人として同じ付き合いをお願いしたいと思っています。」(Mさん、H君と同じ金鉄の心≠持った素晴らしい人物である。)
辻さんから、彼の主催する私的な集まりへの加入を誘われ、喜んで承諾する(嬉しかった)。
(注)
金鉄の心≠ニは、まだ若かった私が心から信頼できると感じた人を指して、密かに使った表現でした。当時は元気だったMさん(親友の一人)は、7年前に故人となってしまいました。
9月20日
時間後、辻さん主催の「経営と情報通信」研究会に出席。期待に違わず、色々な企業、団体の優れた人達が集まっているようで、楽しい会合になりそう。反面勉強をして行かないと、置き去りにされそうな気もする。辻さんの交友範囲の広さと、仕事への徹底した取り組み方に改めて感心する。会長になられた、日本電気の新田氏のおだやかで、えらぶったところのない物腰にも強い印象を受けた。長身のスマートな紳士である。
情報通信に関わる問題を基調にしながら、企業経営や人間社会の様々な問題にも目を向けて、20年近くもの長い間、レベルの高い研究会活動を継続して来られたのは、素晴らしい達成だと思います。辻さんをはじめとする事務局の皆様のご努力と、会員諸氏の支援・協力とに、心からの敬意を表します。(2003.8.24)
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